昨日の夜は、眠剤のおかげでAM4:00まで起きて来なかった母。
ぐっすりと眠れた」と本人も喜んでいました。
心配していたせん妄もなかった。4:00に起きて来た時に声を掛けてみたが落ち着いていたし、会話を交わした事も翌朝にもちゃんと憶えていた。

良質の睡眠がとれれば、傾眠も改善されるかも?めでたしめでたし。
ま、まだ一日目なのでもう少しの間は見守りが必要だろう。
眠剤も体に蓄積して来たら、どんな悪さをするかはまだ未知なのだから…



そんでもって、昨日のつづき。母の主治医K先生との有意義なお話。

診察室に入り挨拶をして座った母に「眠れないの?」と聞かれた。
母は「はい…」としかいわないので「トイレに起きるのではなくて目が覚めるからトイレに行くようです」と私が補足した。
3時間置は当たり前。酷い時は二時間置きに起きてトイレに行く事も、もちろん話した。
そして起きた事を翌朝に憶えていない事も時々ある事もだ。
父がやっていた家庭内徘徊(勝手に私が言っている造語)と同じ事をするようになったのだ。
先生は静かに「あぁ、始まっちゃたんだね〜」と言いながら母の肘や手首の関節を曲げながら歯車様筋固縮を確認していた。

そこで薬の見直しをお願いした。
最初は眠剤の処方だ。
夜に眠れなかったら、昼間に眠いよね?」と母に尋ねる。
はい…」としか言わないないので私が「昼間は寝てばかりいますよ。私との話の途中でも眠っちゃいますしね」と口を挟むと、私の言葉をさえぎろうと「そうです!そうなんです!!眠っちゃうんですよ」と相づちやらトンチンカンな話で先生と私の話に入って来る。

眠剤を処方するのはすんなりOKだったので、最近は鬱症状も無いので抗鬱剤のトリプタノールを止めたいと言ってみたのだが…
先生としては不安や食欲減退が起るのじゃないかと心配なのだと言う。
結果一日二錠を一錠に減らして様子を見る事となった。


そして新薬のメマリーの事を切り出すと、先生から待ったが掛かったのだ。

理由は母には認知症状がハッキリと出ていないからだと言うのだ。
新薬と云うこともあり、先生もまだアルツの患者さんにそれも数名にしか処方をしていないのだとか…
河野先生はメマリーが効くって言ってるの?
でもね、副作用なんかも自分の目で確かめてから処方したいから、もう少し待ってくれる?」とおっしゃる。
ごもっともなお話だ。

そんな会話の後に先生はこうも言ったのだ。
僕はね、お父さんもそうだったようにお母さんもレビー小体型認知症じゃなくて、以前言っていたびまん性レビー小体病と言う病名がピッタリだと思うんだ」と…

認知症じゃなくってね意識障害なんだよ。だから意識障害を改善出来たら普通に暮らせると思うんだよね

私、激しく同意っす!

思わず、声が裏返ってしまいましたが「私もそうだと思います!」と叫んでました。

先生が言うにはアルツやピックがミックスされているのはレビー小体型認知症と言っても良いが、フリーズしちゃったり意識消失発作が起きたりするのは認知症ではなくて意識障害なのだと。
たとえ幻視が見えていても、それは自分にしか見えない物だとちゃんと理解出来ていたり(父は幻視は自分にしか見えていない事を理解していました)、言葉が出なくて返事が出来なくてもこちらの言っている事はちゃんと理解出来る。それを認知症とは言わないんじゃないかとも言っていました。

私が以前から体も動かせなくなり、表情も乏しく能面のようになってきちゃうし最終的には言葉もだせなくなるけれどちゃんと自分自身を持ち続け、本人はちゃんと理解しているんだと言い続けて来た事は嘘じゃなかったと確信しました。

確かに老いてくれば身体的能力も脳の機能も低下して来ます。それは防ぎようにない事実。

まぁ、結果的には母には病的な認知症状が無いので、認知症の薬であるメマリーの処方は今はしないと云うことになりました。
私的には納得のいく、大満足な結果です。



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