父が逝って『あっ』という間に七日が過ぎた。


初七日のお参りにお寺さんがみえた。
夫は仕事が詰まっており、葬儀の翌日から出勤した。
働いて頂かないと生活がでけないので、致し方ない。(貧乏暇無しである…)

なので当日は母と姉と私の三人だった。

お参りも終わり、ご住職とのお話で父の思い出話の後に母も姉も父の闘病中や葬儀に際して、悔いが残るという様な話が出た。
私にも同様の思いはあるが口にはしなかった。

その時のご住職の答えは、

それは故人が望んでその様になったのだですよ。
あの時に「ああもしてあげたかった、こうもしてあげたかった」と思うのは残された家族が思うことであって、故人は違う事を望んでいたのだから故人の思う様に事が運んだのだと思いなさい。
思い悩めば切りがなく、悔いを残すだけ。それでは故人も喜ばない。


その言葉で私の心も少々軽くなった。
この言葉で、鬱積していた大きな固まりが少しずつ融けて行く様な感覚があった。


私は9日にショートに出した事を悔いていた。
もっと言えば、今年に入ってからの低体温をもっと気にかけていればと悔いていた。
父にもっと優しく接していればと悔いていた。
久しぶりに会う叔母や従兄弟達に「ご苦労さま」と労われる度に、胸の奥の方が痛んだ。
労われる程の事を私はして来たんだろうかと…
でも、ご住職の言葉で軽くなった。

父の最期の時に「お父さん、お疲れさま」「楽になれたんだね」と父にほお擦りし、おでこを押しあてて泣きじゃくる姉や、父の頭や頬を撫で「今までありがとう」と何度も何度も言い続けた母の姿を見て、今まで私の心の中に囚われていた思いが解放されたと感じた。

通夜の時、もう充分に大人の孫達が号泣した事にも驚かされた。
それだけ父の孫達にそそがれた愛情が深かったのだと思ったのだ。
考えてみれば、父は孫と遊ぶときも全力で遊んだ。
思いっきり、本気で孫と喧嘩もした。
孫達にとっては大好きな愛すべきお爺ちゃんだったのだろうと思う。
思い出話は告別式の朝までかかっても語り尽くせぬ程だった。

甥や姪(私にとっては従兄弟達)にとっても、優しい伯父だったようで皆から慕われていたことも父の死後に知る事となった。


父がびまん性レビー小体病と云う摩訶不思議な病気に冒されなかったのなら、どんな老後だったのだろう。
まだ元気に余生を楽しんでいられたのだろうか?
いやいや、父は父らしく生きたのだと思おう。
ご住職がおっしゃった様に、父が望んだ人生だったのかも知れないと…
だって切れかけてしまっていた我々家族の絆を最後の最後に、よりいっそう太くて丈夫なものにすげ替えて旅立って行った事には、あっぱれ!としか言いようが無い。
わだかまりはすっかりと消えた訳ではないが、心の一番奥の引き出しにしまって鍵をかけた。
後はひたすら忘れてしまう事にしようと思う。

夜伽の時に義兄が「じゅんは何年間も(父を)看て来たんだから、母さんはしばらく家の奴(姉)に看させてしばらくはゆっくりしてくれ」と皆の前で言ってくれた。
その時に私の頭に浮かんだ事は、四十九日の法要が済んで父を本当の意味で送り出したら、レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会『ゆるゆる組』の皆に会いに行きたいという事だった。
私のレビー介護は父から母にバトンタッチされ、今後も続いて行くのだ。
今現在はサプリメントで小康状態を保っているのだが、確実に足下がおぼつかなくなって来ているのだ。また、父と同様に視覚にも異常を来しているのは明らかだ。
本格的な介護に再突入するまでの間に束の間の自由を謳歌しようと思うのだ。
それもこれも父からのプレゼントなのだと思うことにした。
哀しんでばかりじゃ父に叱られる。
前に進まなくてはいけない。
その第一歩が、レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会に参加させて頂く事と決めました。(勝手にちゃっかりと…)(* ̄∇ ̄*)エヘヘ


まだまだ私の涙腺は壊れていて、涙は突然あふれて来ます。
しかし、悟りを開くという事はプラス思考で物事を見る事だと思うのです。私なりの解釈ですが…
念ずれば道は開けると云う事は、今時の言葉で言えば”引き寄せ効果”なるものの様に思います。
私が私なりに生きる事が、私らしく日々を送る事が父への供養になるのではと思っています。



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愚痴や世間話も、もちろんOKで〜す。
一人で悩まずに、他の人の意見も聞いてみちゃいましょう。





もちろん、父の力は偉大だが、
『血は水よりも濃し』とはよく言ったもので、一瞬にして家族の絆は修復するものなのだ。
恐るべし、DNA

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