DLBの患者数は2002年の統計では認知症患者の16.7%とアルツハイマー型、脳血管性認知症に次いで第三位であったが、小坂憲司先生の統計の推移では2008年にはDLBは全体の21.9%と脳血管性認知症を抜き、第二位となっています。


また、DLBのケアも重要なのです。
何故ならば転倒しやすく早期に寝たきりになる確率が、とても高い事があげられます。
転倒頻度に関しては、アルツハイマーの10倍とも言われています。

前回も記したようにレビーにはバリエーションがあります。


薬剤過敏の強いタイプ
●風邪薬や睡眠薬で起きなくなってしまう。
●アリセプト、パーキンソンの薬も吐き気などの副作用で飲めない。

薬剤過敏の弱いタイプ
●アリセプト5mgでも大丈夫。

典型例
●認知症状、幻視、パーキンソンニズム。

アルツハイマータイプ
●パーキンソンニズムが少ない(全くない場合も)
●認知症状が強い。

パーキンソンタイプ
●認知症状が少ないが幻視等があり、注意力散漫。
●パーキンソンニズムが強い

と、大まかに分けられる様です。

ただ、あくまでも私の考えですが、もっと細かく分けたならレビーの症状は十人十色で個々に現れる症状は微妙に違ってくると思われます。
よって、それぞれのタイプや各々の症状によって薬の処方も違ってくるし、ケアも変わってきます。


とにかく、介護する家族にとっては介護しやすくして欲しいと願うのが一番になります。
なのでコウノメソッドを実践してくれる医師を探す事となるのです。
現在Dr.コウノの認知症ブログで公表しているコウノメソッド実践医を調べて下さい。また、公表はしていなくても「認知症を学ぶ会」のサイト掲示板からDr.コウノに最寄りの実践医を尋ねることもできます。


早期発見、適切な投薬でレビーは進行を抑える事が可能です。
たとえレビーと診断されたとしても、適切な投薬をしてもらえたなら少しでも家族と長く普通に生活が出来る事が可能になるのです。
もし、コウノメソッド実践医に診察してもらえないとしても、適切な投薬を実行することは出来ると思います。
介護家族であるあなたがコウノメソッドを熟知することです。
レビーという病気と適切な投薬の知識を持つ努力をして欲しいのです。

Dr.コウノがコウノメソッドを作り上げた陰には処方された薬を包丁で切り刻み微調整した介護家族の愛があります。
コウノメソッドは、家族の愛と家族の声に耳を傾けて下さったDr.コウノの熱意で出来ていると思っています。
勉強会ではDr.コウノはこの愛情いっぱいの娘さんの事をユーモアたっぷりに「隠れキリシタン(隠れ切リシタン)」とおっしゃいました。(笑)



父は「びまん性レビー小体病」と診断された時にコウノメソッドを知っていたら。
フェルガードがあったら。
そして、なにより私にもう少し知識があったならと悔やんでみた所でしかたありません。

最初私は父が診断された「びまん性レビー小体病」と、昨今騒がれているレビー小体型認知症とはちょっと違う気がしていました。


「びまん性レビー小体病」とは、
●遺伝性が無く、男性に多い病気。
●記憶が低下するより注意力散漫になる。
●脳の萎縮、知能低下はさほど見られない。
●幻視、幻聴がある。
●歯車様筋固縮、小刻み歩行などのパーキンソンニズムで転倒しやすい。
●自律神経障害からくる体幹傾斜、起立性低血圧。
と主治医から説明をうけていました。

確かに父はデイサービスで時々行う計算ドリル(簡単な計算)や漢字の書き取りなどは何時も満点でした。
知能の低下は無かったと思います。

時折フリーズしたりスイッチがOFFになる事はあったが、普通に会話もしていました。
幻視は自分にだけ見えている事も父なりに理解していて、恐怖は感じては居なかった様子だったのです。
なので私はレビーが認知症だという観念は持っていませんでした。

しかし、起立性低血圧を起こし急に外界との接触が少なくなった途端に、父の病状は急速に進行したように思います。
認知症状もこの頃からチラホラと出始めました。
視線を合わせなくなり、視点も合わなくなって来たのもこの頃からだったと思います。
ひとつの事に執着したり(立てなくなってからは靴下に執着)、
自分の年齢があやふやになりだし、娘の私はいつまでも幼児と思い込む時がありました。
必然的に現在のおばちゃんになった娘の私は父にとっては「何処のおばさん?」てな反応に至る事が増えて来たり…。

ここに来て初めて認知症なのだと悟ったのです。(遅っ、鈍っ)

当時はアリセプト3mgが処方されていました。
飲み始めて少しの間は会話も増え喜んでいましたが、直ぐに大量の涎が出始めました。

その頃に初めてDr.コウノの認知症ショートストーリーに出会いアリセプト少量説を知る事となるのです。




ぼちぼちとやってますが、まだまだつづくです。
めんどいけど、付き合ってね。