こぶたのきもち

両親の介護とこぶたのくらしっぷりだよ〜ん                                                父はレビー小体型認知症と10年以上も戦い旅立ちました。                                           現在は何の因果か、これまたレビー小体型認知症の母とレビーに挑んでいます。

2009年05月

わたしのきもち

変わりはないですか?
往診の時の最初の言葉だ。

今回は、「呼吸の他に変わりはないですか?」だった。

呼吸が苦しそうな症状の他は…特別な変化は見られない。
今回も、のっけから呼吸を楽にするのには『気管切開』しかないとの話から始まる。
今日は旭川医大からの研修医も同行していた。

たとえ気管切開をしたところで、父は今の苦しさから解放されるのだろうか?
かえって苦しいのじゃないのか?
思ったままを質問してみた。
先生は「う〜ん」と考え込んだが、同行していたナースも研修医も首を縦にうんうんと頷いたのを私は見逃さなかった。


同じ苦しい思いをするのなら、このまま自然のままでよいと気管切開の意志はない事を伝えた。
先生も「娘さんがそこまで決断しているのなら、私としても同意見です」と…
以前よりK先生は「延命はせず自然に任せましょう」と言っていた。



そして、私はどんなに酷い顔をしていたのだろうか…

「そこまで考えが決まったのなら、夜は眠りなさい」と言われたのだ。


でも…


それだけは、私はちょっぴり反発した。

朝までぐっすり眠って万が一父がその間に旅立ってしまっていたら…
私は一生悔やむと思うのだ。
同じ屋根の下に居るだけじゃなく、私は父が旅立つ時には側で見守っていたいと思うから。
確かに叶わない事もあるかもしれないが、出来うる限り父を一人で旅立たせる事はしたくないと思うのだ。

正直に私の気持ちを言った。
ちょっぴり声が詰まっちまったけど…
先生はただ頷いて聞いてくれていた。


その横で母が、私が言っている事を理解しているのかいないのか…
医師やナースの顔色を、愛想笑いを振りまき伺っているのが哀しかった。



父も私も踏ん張ってます。

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DLBは、不思議な認知症

レビー小体が発生?する部位によって、様々な症状が出る。


父は知能低下が少なく、パーキンソンニズムが強く薬に敏感なタイプのDLBだ。
しかし、
発症してから現在までの10年以上もの間、幻視はバリバリ進行形の様だ。

昨日今日と意識レベルはしっかりとしている。
言葉は出ないが、こちらの問いかけに瞬きや「ああ」「うぅ」等と答えてくれている。

しかし、関節の拘縮が顎関節にも影響してきているらしく言葉を発する事が困難の様なのだ。
これは、今日の訪問リハビリの時に療法師さんの話にも上がった。
今日は旭川からの見学の方もあり、色々と話も聞けたのだ。
呼吸が上手く出来ないのも、この顎関節の拘縮の影響らしいのだ。
リハビリ後は少し呼吸も楽になった様に思われる。
明日からは私も見よう見まねではあるけれど、父が楽に呼吸が出来るのならマッサージを続けてみようと思う。


辛い?」と問いかけたら、普段はあまり合わせてくれない視線(レビーの特徴は視線を合わしません。けして私を嫌っている訳では無いんですよ。 ^^{/大汗/})を私に向け、
哀しそうな眼差しで私の目をしっかりと見た。
私の気持ちが父の眼差しを『哀しそう』に映したのかもしれないが、ちょっと胸が痛かった。

言葉を発さないだけで、父の意識はしっかりしているのだろうと思われ、
その事がとても辛いのだ。
意識が無い方が、何も感じない方がもっと楽なのに…
ただ、しっかりしている時間が短くなって来ている様に思えるのは、私の勘違いなのだろうか…。



父は今日も踏ん張ってます。

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呼吸音

私がおちゃらけている間に…


退院後しばらくの間、好調だった父の呼吸。


昨日あたりから、またまたガーガーと言い出した。
今回は側臥位にしても、座位をとらせても治まる様子が無い。
以前よりこれを解消するのはには、気管切開しかないと言われている。


しかし、私は気管切開をするつもりは無い。

そう心に決めている。


昨夜、父の苦しそうな呼吸音を一晩中聞いていて、私自身の首を絞められているような錯覚に陥る。

尿路感染を防ぐ為に水分量を増やした事も災いし、涎や痰の量も増して来た。
寝ている事の多い父の肺には、当然の様に水が沈下しているものと思われるのだ


もうこれ以上、父を苦しめるような事はしたくない。
父の苦しみを無駄に長引かせたくはない。

そんな想いと…
父ともう少し一緒に居たい気持ちと…

そんな思いを巡らせたところで、父の呼吸が楽になる訳でもなく、私の心の乱れが穏やかに変わる訳でもない。



今日も父は喘ぐ様に息をして…生きている。



今一度、復活を願ってはいるけれど…

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暑〜い!!

まだ、

5月だと言うのに…


桜だってまだ咲いている季節だと言うのに…


本日の予想最高気温27℃だそうです。。。

現在の二階の室温30℃です。。。



笑っちゃいます。



父も暑いだろうとタオルケットだけを掛けておいても…
気が付くと、布団が掛けられています。

何度も注意をするのですが…母の仕業です。


本人もきっと…ズボン下を着用していると思われます…(確認する気にはなれません  ̄∇ ̄;)


あっ、訪問入浴が来たようなので続きは、また。。。
続きを読む

恐怖の館へ…ようこそ

父は無表情で帰宅した。

今日は顔を洗ってもらったのだろうか?
(目ヤニごっぺり&脂ぎって、擦ると垢がぼろぼろと出てくる)
鼠径部にはそら豆大の水泡をつくって来た。


様子を見に行かないと、どんな事になっているのやら…


ショートに出さなきゃ、私が潰れる。

ああ、ちゃんと出来てる時だってあるじゃない。
何故に毎度同じ様にケアしてもらえないの???{/がっかり/}

着替えをさせ、ビキニパンツのようなMサイズのオムツも何時ものLサイズに替えた。
顔も蒸しタオルでキレイに拭き、口腔内もキレイにガーゼでお掃除。

痰も大量に引けた。

そうしたら安心したのか夕方の栄養の時間まで眠っていた様だ。


栄養が終わった頃には、呼び掛けると蚊の鳴くような声だが返事があった。
表情も帰宅時よりちょっぴりいい感じだ。



母は父が帰って来てからハイテンション。

作話が炸裂



そして…



少し前零時を回った頃…寝言が始まった。
かなり長く語っていた。
何をだか知らないが『早くしろ!』と叫んでいた。
父のベットの上に設置してあるカメラのマイクがキャッチしている音なので、私にはそれほど大きくは聞こえないが
側に寝ている父には、かなりのボリュームだと思ふのだ。

母の声に反応して、速攻でモニターをチェックすると…



赤外線カメラで映し出された父の目が…目が見開かれて光ってるんですけどぉぉぉ!!



さながら…



夏祭りの『化け物屋敷』のようでつ。
((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル



時期的にちょっぴり早いか?

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